第25章 コンフィデンシャルのその先に
降谷「!!!!
凄い!!
味噌のコクと香りが全然違うな…」
椛「ふふふっ♪」
彼の満足そうな表情を見ると、こちらも思わず笑みが浮かぶ。
降谷「俺も味噌作り始めようかな…」
急に真剣な顔で呟く。
椛「あはははは!!
どんだけ色々手つければ気が済むのw
じゃあ今度、一緒にお味噌の仕込み作業しよ♪」
降谷「前々から思ってたけど…
『椛さん』って本当、良い奥さんになりそうだよな。」
椛「えっ??」
降谷「??」
一気に場が止まり、しばし見つめ合う。
椛「…そんなこと言ったら『安室さん』こそ良い旦那さんになりそうな感じ満載だけど。」
なんだか神妙な空気になり、お互い恥ずかしくなってきた。
さっきまでの騒がしさはどこへやら、空気感が一気に静かになる。
そんな中、場の空気を動かしたのは降谷の方。
降谷「…それこそ、まだ組織からの回し者だと思ってた初期の時から、『なんでこんな女性が監視任務なんてしてるんだろう』って思ってたよ。」
そう言って彼女の方を見る。
視線を感じ顔を上げると、昨日から見せてくれている穏やかな顔で微笑んでいる彼と目が合う。
流石にこれは恥ずかしい。
椛「そんな、流石に買い被りすぎたよ…
実際独身だし…」
降谷「椛が独身だったから、俺たちはこうして出会えた。
今回の協力者の条件は、扶養家族が居ないことが含まれて居たからな…」
降谷は持っていたお椀と箸を一度テーブルに置き、隣に座る彼女に腕を伸ばすと優しく抱きしめる。