第21章 蝶は舞う
谷崎「本当に申し訳ないです、、、さん本当にいいんですか?」
『大丈夫よ、気にしないで!私も潜入には慣れてるから。ナオミちゃんの側にいてあげて』
谷崎「有難うございます!」
潜入当日、ナオミちゃんが高熱を出してしまい倒れたと連絡が入った。
谷崎くんは潜入するつもりでいてはくれたが、やはり心配そうだった。
きっとナオミちゃんも谷崎くんが側にいた方が安心だろうし、谷崎くんも彼女のことが気になるだろうと思い、私が代わりに引き受けたのだ。
店内に入り、アルバイトの面接に来たと伝えれば部屋の奥へと案内された。
店内に入ってすぐ感じたのは此処は裏社会の人間が経営していることに間違えはないということだ。
長年ポートマフィアで闇の世界にいたのだ、裏社会が関わっているかどうかなんてその場に一歩踏み込めばすぐに判る。
アイさんは恐らく此処にいる、、、。
面接は無事合格、早速今日から働くことになった。
オーナーの名前は兼光晋太郎、30代前半の男だ。
兼光、、、、何処かで聞いたことのある名だったがその時は気にも留めなかった。
中也には潜入任務だと伝えておいたので、此処数日は逢えない。
少し寂しいが、アイさんを扶ける為だ、、、
深呼吸をし、仕事モードに気持ちを切り替えた。