第8章 修行
「帰る!!マジでムカついた!!明日覚えとけよてめえら。絶対許さねえ!!」
「待って、寮まで送るよ」
「いらねえ!!また脅かしてくんじゃん」
「脅かさないってば。それとも一人で暗い廊下歩けるの?」
「………歩けるし。私を誰だと思ってんだ」
「はいはい。じゃあ行くよー。悠仁、じゃあね」
「ほーい、また明日な夏油!!」
今度こそ私は部屋を出た。
怖くないようにと繋がれた手は、そこだけすごく熱くて自分でも汗ばんでいるのがわかった。
離したくても離してくれない。
でも、五条悟がいてくれてよかった。
あのままだったら私はマジで部屋に戻れなくて一日あの地下室にいる羽目になっていたから。
流石に気まずいもん。
男女二人だけとか。
なんて思っていたら私はいつものあのセーフハウスに来ていた。
「なんでだよ!!!」
「怖くて寝れないんじゃないかと思って」
語尾にハートマークがつきそうなほどべったべたに甘い声を出す五条悟。
寝れるわ。
布団に入ったら一瞬にして夢の世界だわ。