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リクエスト 裏短編集♡

第4章 七海健人  覚悟


目を覚ますと
腰がとっても痛くて

足に力が入らない



気怠い身体が昨日の激しい夜を思い起こさせる




目の前には優しい笑顔



朝陽に照らされる金色の髪と柔らかな表情に心臓がとくりと跳ねる




この気持ちに気付いてしまったから



七海くんの顔をまっすぐに見るのも今は恥ずかしくなってしまう




とりあえず
何か話さなくちゃと思って掛けた言葉




「大丈夫ではないと言ったら‥また抱かせてくれますか?」




『っ!』




薄く細められる優しい瞳の奥に揺れる熱





体温が一気に上昇するのが分かる





だって私は
媚薬がなくても





また昨日みたいに
七海くんと身体を重ねてみたいと思ってしまったから





恥ずかしいこの気持ちを
言葉にして伝えていく





私達は呪術師だから

明日が当たり前にやってくるかも分からないって知ってるから




好きな気持ちを隠したまま
後悔したくないから




そう思いながら伝えてみたけれど
とっても恥ずかしくて



七海くんがどんな顔してるのかも見れなくて
思わずシーツを頭から被って隠れてしまう




ふっと微笑む気配



「そのままでいいので聞いてくれますか?」




シーツ越しにギュッと腕の中に抱きしめられた






「私は、昨日も伝えたかと思いますが‥さんの事を愛しています。この世界中の誰よりも、あなたを、大事に想っています。」




『っ‥』




「呪術師に後悔のない死なんてないと言いますが‥私はあなたの恋人になれるならこんなに幸せなことはない」




低く優しい声が心に響いて
なんだか涙が溢れてしまいそうになる





「ただ一つ‥もし後悔する事があるならば、私があなたよりも先にこの世を去らなければいけなくなった時‥」




大きな掌から伝わってくる温かな温もり
優しさ



七海くんの心が伝わってきて頬に涙が伝う





「あなたを残していく事だけが、私の最大の後悔です‥だってこんなにも素敵なさんを他の誰かに託さなければいけないですから」




『それなら‥わたしが‥っ‥まもる‥‥っ』




ぱさりとシーツが落ちると

柔らかな表情をした七海くんと目があって





ゆっくりと唇が重なり合う




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