第17章 day13 ホークス
カメラマンさんが呼んでくれていたタクシーに乗り込むと
ホークスさんが行き先を告げる
そしてそのまま私の肩をそっと抱き寄せて
誰かに電話をかけ始めた
「もしもし‥お久しぶりです。それがヒーリングガールなんですが‥」
息が上がる
身体が疼く
ぐったりと熱い身体に力が入らず
抱き寄せてくれた身体に身を任せてそっと目を閉じる
ここから
雄英までどれくらいだっけ‥‥
帰ってすぐに
誰か
お願いしなきゃ‥‥
相澤先生か‥‥
誰か‥
そんな事を考えていると
タクシーがどこかに停まってホークスさんはもう支払いを済ませていた
「降りれます?」
『え‥‥と‥‥雄英‥‥高校は‥?』
「まだ30分以上かかる上この先渋滞してるかもしれない‥校長には事情を伝えたんで、今日は俺とホテルに泊まりましょう」
そう言うと優しく手をとって
タクシーから降ろしてくれた
「ここもヒーローがよく使うところなんで、セキュリティとかも心配しなくて大丈夫です」
ホテルの正面玄関とは違う
裏口へ案内されると
高層階のルームキーをホークスさんが受け取った
「さ、ただでさえ目立つんで早く行きましょうか」
手を握ったままエレベーターへ向かうと
ルームキーを差し込んで階数のボタンを押す
気がつけばあっという間に上層階へ着いて
そのまま部屋の鍵を開けてくれた
『ホ‥‥ホークスさん‥‥?』
「はぁ‥‥やっと‥2人きりになれた‥」
『っ‥!』
グッと壁際まで迫られると片手をついて
壁とホークスさんの間に挟まれる
そしてそのままグッと腰を屈めて
唇が重なり合った
「そんな可愛い顔、相手のヒーローに見せるつもりだったんですか?」
間近に迫る顔は紅潮していて
いつもの余裕そうな笑みは浮かんでいない
「下着の撮影で‥ましてや男性ヒーローとなんて‥‥俺が来てなかったらどうなってたか分かります?」
頸に唇が触れて
首筋にかかる吐息が熱い
密着したホークスさんの体温に
また一段と身体の疼きが増してしまう
『ど‥どうなってたか‥‥です‥か‥?』
呼吸を乱しながらも何とか答えると
さらに腰を引き寄せられてさっきよりも深いキスが交わされる