合同リレー作品集【鬼滅・呪術・ヒロアカ・WB 他】
第5章 お題小説 花モチーフの歌 + α
あなたはね、お姫様なの。
いずれ女王様になるのよ。
私の大事な大事なお姫様、
誰にも屈しない
強い女王様になってね。
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―強い女王様―
母のその言葉の通りに生きてきた。
これまでも、これからもずっとそうやって生きていくのだと信じて疑わなかった。
悲鳴を上げて逃げ惑う足音。
痛い痛いと泣く声。
さっきまで私を叩いて、黒板消しを投げてきて、殺虫剤を吹きつけてきた奴らが必死になって逃げて、泣いて、喚いている。
悪い事をするとどうなるのか、身をもって思い知るといい。
胸のすく思いがして、自然と口端が持ち上がる。
……―私は強い女王様になるの。
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良い気分で家に帰り、日課をするため庭園に向かった。
「♪〜」
鼻歌を歌いながら庭園に咲き乱れる花々に水をやる。
そよそよと花が風に揺られる音に混じる細かな羽音。
それは花園の中を忙しく飛び回る小さな働き者達だ。
小さくて毛の生えた黄色い蜜蜂とそれよりも大きくて黒い熊蜂。
蜜蜂は夢中で蜜を舐め、熊蜂は花粉を器用に丸めて足に着けている。
様々な花の香りに包まれたこの庭園は、さながら蜂の王国だった。
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