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【KP】BL

第30章 【Princess & Princess】






今日、俺たちはダブルデートに来ている。

日本でのデートはもうずいぶんと前に諦めていて
おでかけデートはもっぱら海外。


そんなにめったに来れないし、正直な話
俺は海人とふたりっきりで楽しみたかったんだけど。


だって、アイツは危険だから。
小悪魔すぎてほんと、気が抜けない…。

ほっといたらすぐに廉ときゃっきゃしだすし
なんなら神宮寺ともいちゃつきだすからね?
ほんっと信じらんない!!


そんな俺を「本命の余裕もてや 笑」
なんて揶揄うアイツも気に食わない。


そしていま。
俺は全く興味のない耳を3人で選びだして
もうかれこれ15分。


「…俺、飲みもんでも買ってこようかな」

「えっ紫耀、選んでなくない?」

「あーー…、俺はいいわw」

「…え?せっかくなのにー!
 海人も紫耀と一緒に耳つけたいよね?」

「あっ…えっと…じん、ありがと。
 でも、オレは大丈夫だよ?」

「かぃー、我慢せんでいいんよ?
 この男ははっきり言わなわからんからな?」
 
「あ…違うよ?我慢とかじゃなくて…
 一緒に来れただけで嬉しいから。。」


へへって照れ笑う海人にキュートアグレッションを
おこして「海ちゃん健気ー!」とか言いながら
ぎゅーって抱きしめるじんは油断も隙もない。


じんの腕の中から海人を引っ張りだし、
「…やっぱ、海人は連れてく。」とだけ呟いて
腰を抱き寄せ、ぴたっと寄り添う。


本当は肩を抱き寄せたいところだけど絶対にしない。

海人の肩を抱いてしまうと俺の方が
背が低いという現実を突きつけられるから。

ちっぽけなプライドかもしれないけど
これだけは譲れない。


「え?でも海人まだ選んでなくない?」

「…お前らが選んでやってよ。
 海人に似合うの、わかんだろ?」

「まぁ…そうだね!
 海人に一番最初にあの丈着せたの俺だし。」

「今の海人に似合うんは俺の方がわかるで!」

「…お前ら、誰のモンで言い合ってんだよ 苦笑」


そう諫める俺の言葉を聞いて「紫耀さんってば
やだ!笑 海ちゃんの彼ピだいぶ時代錯誤だよ?
海人、大丈夫?笑」なんて声をかけるじん。


「うん!優しくてかっこよくて自慢の彼氏だよ?」
そう頬を緩める海人を見て呆れ顔をして
「まぁ、えぇわ 苦笑 後でな。」と手を挙げた
廉の肩を抱いてショップに戻る2人。





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