第27章 【Summer Nude】
『誠実なコじゃん。…大事にしなよ?』
「わかってますよ、そんなん言われんくても。」
『そうそうそれそれ!笑 そのちょっと強気で
生意気なところが廉のよさでもあるんだからさ?
もっと攻めてみてもいいと思うよ?
案外、きっかけ待ちかもしんないし!』
先輩のその言葉に先日の雷からのエロいキスが
脳裏に浮かんでホットフラッシュする。
『……ふふっ赤いよ?顔w
なぁに思い出してんだか笑』
指摘されて益々熱を持った頬に人差し指をツンと
当ててきて『廉のエッチ―』なんて揶揄われる。
『廉たちと違って、オレは受験生らしくいま彼女も
彼氏もいないんで!日曜は融通きくから二人の
都合のいい日合わせて決まったら連絡してよ』
「すんません、ほんまありがとうございます!」
先輩に手を合わせていつもふざけてばっかの先輩に
珍しく心からのお礼を言う。
『廉に改まられると調子狂うわー笑 じゃぁ、オレ帰る
けど…廉もそろそろ行かないと待ってんじゃない?
彼。』
「あっ!やばっ!!そうやった!
先輩、今日は色々とありがとうございました!」
深々とお辞儀をして、それぞれ部活に行ったり
下校を済ませて閑散とした廊下を走って髙橋くんの
教室に向かうと、窓際でポツンと座ってた髙橋くんに
「マジごめん!!遅なった…」と開口一番謝ると
おもむろに俺の方を向いた髙橋くんから
「……今日、来ないと思った…」と返された。