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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第8章 違う人と任務




「そっか、すまないね。取り込ませてもらうよ」


「ふえっ!?」


夏油くんはなまちゃんの頭を優しく撫でた。


……そして握り潰すように手を閉じる。


なまちゃん…は、一瞬にして黒い塊へと変化し、手乗りサイズはそのままに


夏油くんの喉元へと落ちていく。


「傑、ナマ…」「夏油くん、なまちゃん…」


これは…なまちゃんがまたひとりぼっちにならない為の、悪意を持った人間の手に渡さない為にも


必要なこと。


なまちゃんの本来の姿が大鯰だからとか、泥臭いとか生臭いとか、そんなのを抜きにしても


美味しくはないものを腹に迎え入れる行為というのは、見ていて辛い。


取り込まれていくなまちゃんに対しても、一時的に申し訳ないとすら思う。


「…うん、ちゃんと取り込めたよ。出ておいで、なまちゃん」


夏油くんの体内に取り込まれたなまちゃん。


術式によって使役される呪霊として顕現したなまちゃんは…


「本当に食べられてしまうのかと驚いたが、まさかな。それよりも主の腹の中は心地好い」


「「えっ…!?」」


手のひらほどの大きさだったのが、嘘のよう。


白い体は細く長く、長いヒゲはより長く、龍にも見劣らない姿をしていた。


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