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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第8章 違う人と任務




「ワ、ワンチャン…傑が持ってる方が本物なんじゃね?」


「これはどう見てもプラスチックだよ。悟、どう落とし前つけるんだい?」


「あ、あー…分かった、どっちも偽物ってパターンな。よくあるよくある!」


助けに来たつもりのヒーローが、まさかの波乱を呼び起こした。


「!?」


暗かったフロアが先々まで見通せるように明るくなる。


「えっ…!?」


とんでもなくご迷惑なヒーローは、本当の本当に波乱を呼び起こした。


「水が上がってくる…!?」


どこからともなく大小の波が押し寄せ、足元から水かさが増す。


「俺が壊したからかよ…!?」


「絶対にそう」「それしかないわ」


気絶していた2人ですら、事の重大さに気づき我先にと逃げ出した。


「クソ呪術師共はそこで死ね!」


「お前ら…!」


一つしかないエレベーターに乗り込むと、私達を置き去りにして上の階へと……





「あ?なんだってんだよ!?動かねぇ!?」


まるで波が意思を持ったように


「ぐわっ!?なんで水が押し入ってくるんだよ!?ぐふっ…!ぐっ…!!!…っぅぅ、」


エレベーターの扉のほんの僅かな隙間をこじ開けるように、水が流れ込んだ。


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