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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第7章 夏休みといえば




「こんなに沢山…!」


もっと簡易的な初心者向けの飼育セットかと思っていたけど、馬鹿でかい水槽に濾過フィルター、エアーポンプ、掃除に必要な細かな道具、高級志向の餌……


水槽のレイアウトに使えそうな砂利や水草、流木にトンネル……


至れり尽くせりの内容を、ほんの短時間で用意してしまう五条家に脱帽せざるを得ない。


「ありがとう五条くん」


ご丁寧にも詳しい飼育方が書かれた本も届けられていた。


その本の通りに下準備をしながら、玄関に水槽を設置してレイアウトを施していく。


私がせっせと世話をする様子を見て、五条くんも何かと手伝ってくれた。


そんな甲斐があって作業は順調に進み、最後の水合わせの段階まできた。


「ここが新しいお家よ。気に入ってくれるかしら?」


「こんなVIP待遇なんだから長生きしろよ。あと俺から寧々を取るんじゃねぇ」


私が金魚ばかり見ているのが気に食わない…と付け足した五条くんは、あからさまに敵意を剥き出しにしている。


水合わせも完了して、金魚たちはだだっ広い水槽を悠々と泳ぎ出した。


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