第5章 陵南戦
仙「なら…君がとやかく言う資格はないってことだね?」
挑発するような笑みを浮かべる仙道の言葉に、
体育館の空気がピリッと張りつめる。
花「なっ…」
花道がぐっと息を呑む。
その表情には戸惑いと苛立ちが同時に走っていた。
「ちょ、ちょっと何言って…」
困惑に声を揺らす。
仙道はその動揺を楽しむかのように、視線をさらに鋭くする。
仙「君がと付き合っている、あるいはを好きってんなら話は別だが、ただの友達ってことだろ?」
花「てめぇ、仙道…」
花道のこめかみに青筋が浮かぶ。
しかし仙道は余裕の笑みを崩さず、淡々と続ける。
仙「まぁいい。この試合で決めようじゃないか」
花「望むところだぜ」
二人の視線が火花を散らすようにぶつかり合う。
その間で揺れるは、胸の奥で嵐のように感情が渦巻いていた。
(どうしよう…なんだか大変なことになっちゃった…)
だが、騒いでいるのはこの二人だけではない。
もう一人、静かに闘志を燃やす影がいた。
流(そこ2人で勝手に勝負するんじゃねぇ)
睨みつけるような視線を仙道と花道へ向ける流川。
言葉にはしないが、その想いは十分すぎるほど激しい。