第7章 インターハイ予選までの1週間
「な、なに!?」
堀「申し訳なかった。あんなことをして、ましてや女の顔を殴るなんて…」
「は、恥ずかしいんで頭あげてください!!」
顔を真っ赤にして声を上げる。
その様子に、周囲の視線はさらに集まり、特に男子たちは言葉もなく見入っていた。
「みんな見てます!!」
三(徳男たちじゃなくてみんな顔を赤くしてるお前に見惚れているんだと思うんだがな…)
しばらくして、堀田たちはようやく頭を上げた。
「本当に気にしてないんで!三井さん!ゴリ先輩のクラスどこですか!」
「ありがとうございます!」
そのまま逃げるように、は早足で廊下を進んでいく。
背中が小さくなるまで見送ってから、堀田がニヤリと笑った。
堀「みっちゃん、あの子いい子じゃねぇか」
肘でつつかれ、三井は思わず肩を跳ねさせる。
三「な、なんだよ…な、生意気だし、き、厳しいし、そんなことねぇよ」
堀「みっちゃん、そんなこと言っても、漢の顔になっちまってるぜ?」
三「う、うるせー、そんなことばっか言ってねーで行くぞ!」
顔を赤くしたまま、三井は足早に歩き出した。
その背中を、堀田たちは面白そうに眺めていた。