第6章 リョータ・三井復帰
三「バッカじゃねぇの!?何が一緒にだ!バカッ!俺にとっちゃ、バスケなんてもうなんの未練もありゃしねぇ!ここに来たんだって、宮城をぶっ倒しに来ただけだ!いつまでも昔のことでごちゃごちゃ言うな!バスケなんて単なるクラブ活動じゃねぇか!つまんなくなったから辞めたんだ!それが悪いか!」
吐き捨てるような怒声。
言葉は荒く、強気で、拒絶に満ちている。
だが、その声はどこか必死で、張りつめていた。
「じゃあどうして退部届を出さないんですか!」
その一言が、空気を切り裂いた。
三「なっ…」
一瞬、三井の言葉が詰まる。
誰にも突かれたくなかった核心を、真正面から撃ち抜かれた。
「どうして籍をバスケ部に入れたままなんですか?未練があるからでしょう?つまんなかったらとっくに退部してるでしょう?それなのにバスケ部に籍は置いたままってことは、それがあなたの本当の答えなんじゃないんですか?」
逃げ場を塞ぐように、静かに、しかし確実に言葉を重ねる。
三井は視線を逸らし、歯噛みする。
三「う、うるせぇ!退部さえめんどくさかったんだよ!」
その瞬間――
木暮が三井の胸ぐらを掴み上げた。
「メガネ先輩…」
木「何が"全国制覇"だ!何が"日本一"だ!何が"湘北を強くしてやる"だ!」
震える拳。
抑えていた感情が、ついに溢れ出す。