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**彩とりどり** 【進撃の巨人・短編】

第1章  モブリット 徹夜明け



「おはよう アンナ」

アンナが出勤すると彼が資料室にいた

「おはようモブリット…」

久しぶりに見るモブリットの目の下にいつもはない隈ができていた


「ちゃんと寝てるの?」

「あまり寝てないかな…昨日は仮眠ぐらい…分隊長が捕獲した巨人の夜の行動実験をするって言い出して 付き合ったから」


またか…あの変人は…


「今日…夜は時間ある?」


アンナが在籍してた頃からハンジに振り回されながらも 副長として部下の面倒もちゃんと見ているモブリットの多忙さを十分知っている

だから逢いたいってアピールはアンナはあまりしない事をモブリットは分かっている


そんなアンナが「逢いたい」と言うのだから 頑張って時間を作ろうと思った



「少し遅くなってもいい?」


「うん…モブリットの部屋で隠れて待ってる」



モブリットは2人部屋だが 前々回の壁外調査で同室の団員は戦死した
それに団員以外兵舎に入るのは禁止なのだが それは元団員のアンナは忍びこむ方法は沢山知っている


資料室の大きなテーブルにハンジから頼まれた書類や本が揃っているかメモを見ながら確認しているモブリットの背中にアンナはそっと近づく

176cmのモブリットと153cmのアンナ 彼女が抱きつくと耳が彼の心臓辺りにくる

後ろからギュッとすればモブリットの鼓動が聞こえる


「どきどきが速くなった…」

「アンナがそんな事するから…疲れてる時は刺激したらダメだよ」

「どうして?」

「男は疲れが溜まると…性欲が高まる…から」

背中に付けてた耳を離してモブリットを見上げると首と耳が赤くなっていた

イタズラ心がウズウズとしたアンナは胸に回していた手を下ろして彼の股間に触れた

「膨らんでいる」

「っ…アンナ!」

「モブリット…ダメなら手を払って…」


徹夜明けだから立体起動のベルトは外しているアンナの手は簡単にズボンのボタンを外してしまった

下着も一緒に下げるとモブリットのモブリットは元気に上を向いていた


「モブリット元気だ!」

「誰のせいだろうね…」


アンナがクスクス笑いながら手は元気なモブリットを握る


「はぁ…」と息を吐く艶のある声が聞こえた



「ねぇ…このままがいい?それか座る?」





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