第17章 持ちつ持たれつでいきましょ
次の日の日中。
取り敢えず、いつ追っ手がかかるとも分からないから、私が変化をして武器の買い出しに走った。
お金?…借りました。
はぁ…あとちょっとで完済だったのに。
まぁ、背に腹は代えられない。
それで忍服から巻物まで一式を三人分を集めた。
双子に道具は要らないんじゃないかって?
いやいや、この子達も人間の時は使えるように練習してもらおうかと思ってさ。
色々な道具に触れて、後々、自分の好きな武器を選べるようにね。
忍服は、三人お揃いで黒の和装タイプ。
袴っぽい感じので、足元は絞ったやつ。
靴だけは、私はブーツで双子は忍サンダル。
ふぅ、一日で揃って良かったぜ。
夕方に一度仮眠を取らせてもらって、夜遅くに出発することになった。
「大丈夫ですか、こんなに早く。」
「うん、早ければ一日二日で追っ手がかかるから。」
「ゆっくりしていらしてください、と言いたかったんですが、仕方ありませんね。」
「ううん、十分だよ。ここまできちんと装備を整えられただけで大助かり。森の中にいた時は途方に暮れてたんだから。」
白と無言の斬不斬さんに見送られて、私達はまた出発する。
「じゃ、行くね。お世話になりました。」
そう言って、行こうとしたら「おい」と呼び止められる。
「お前、宛はあるのか?」
「あて?」
って言われても…
「行く宛だよ。まさか、当てずっぽうの旅をするつもりじゃねぇよな?」
「いや…そのまさかですが…。」
ここ最近、想定外が過ぎるんだもの。
家だってもう使えないし。