第13章 思ってたよりも綺麗な人
「…あ゛?」
案の定、すんごいお顔をデイダラに向けるサソリさん。
おっかね。
「な、なんだよ、うん。」
「テメェ、よっぽど殺されたいらしいな。」
言われた瞬間、ささっと私の影に隠れやがった。
「ちょ、こらっ…!何で私を盾にするのよ…!?」
今回、あんたが言い出しっぺでしょうが!
「「ただいま〜…。」」
双子が帰ってきた。
グッドタイミング!
「おかえり〜。」
いつも通りの時間やね。
小南は案の定、目を丸くしていた。
二人はそそくさと、デイダラと並んで私の後ろに隠れる。
「お客さん?」
「そうよ。小南っていうの。」
「紙いっぱい。紙の中、空っぽ。」
あ…。
あぁ、教えとくんだった…。
「えーっと…、なんかごめん。」
敢えて言わない事を言っちゃうのが双子でして。
「いいのよ。こちらこそ、分身でごめんね。」
小南は苦笑しながら答えてくれた。
対して、双子ははて、と首を傾げる。
「「分身?」」
「忍術のことだよ。これと同じ。」
そう言って、影分身を出して見せると二人は納得する。
「人形と同じ。」
「潰してもいいやつ。」
おいおい。
「お客さんの分身は潰しちゃ駄目だよ?」
あくまで遊んでる時だけだからね?
言ったら、二人はきょとんとした後、こくんと頷く。
「「分かった。」」
「やれやれ…。ガキなんて抱え込むから…。」
「あ〜、そういえば話の途中だったよね〜。」
サソリさんの呟きに双子が反応しそうになったから慌てて遮った。
「サソリさんも折角だし、何か案がありませんか?実は…」