第84章 ☆ 冥母 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
【「な時ばっか!いっだ!」】
この悪魔の実の能力は便利だな
自分にされてると思えば腹立つが
アヤを連れた猫が移動した所の
映像が出ていて
アヤは転がっていた
【嚇母)“意識飛びそうになってた挙句、僕の力にも抵抗出来る気力も無いくせに”】
【「…」】
図星なのか
アヤは黙って顔を顰めたまま視線を逸らした
でんでん虫からはまだ荒い息遣いが聞こえていた
【嚇母)“そんな顔するなら本当にその体乗っ取ろうか?”】
睨み返す猫
アヤは転がりながら視線を猫に戻して
小さな息を吐いた
【「…ごめん…少し、落ち着いた…」】
【嚇母)“…はぁ…文句は後で聞くからさっさと治すよ”】
猫はため息を付いて
アヤの怪我している方に飛んで行って
腕を前に出して医療忍術とやらを使ってるのだろう
アヤの首を傷が光だしアヤの顔が少し和らいで
荒れていた息も少し落ち着いた気がした
【「…さっきの見てた?…」】
【嚇母)“君は数分も黙っとけないの?”】
【「…暇なんだよ」】
【嚇母)“なら目を瞑って少しでも体力回復させたら?”】
【「それは気が抜ける」】
【嚇母)“まったく”】
猫はアヤの言葉にため息を付きながら呆れた様に言えば
しばらく上を向いていたアヤは猫の方に寝返りをうって
今度はさっきまでとは違いアヤの泣きそうな声が聞こえた