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訳アリ主と恋スル執事たち【あくねこ短編集】

第25章 花秘めし夜とエトワール【🌟、セルフおたおめSS ✉】


「主様………、」

私をその腕のなかに囲い込みながら、再度星空を見上げる。



「主様といると、なんだかいつもより綺麗にみえますね!」

はしゃぐラムリの声が耳朶にかかる。

ぷしゅううぅ、と顔から湯気が出そうな程の羞恥に俯けば、

ぐっと頤にその指がかけられる。



「主様………、」



「どうしたの、ラム………んっ」

私の首をひねらせて、再度その唇が重なる。

ちゅ、と瑞々しい音を立てて離れた唇を、彼がその指先でなぞった。



「ずっとずっと、こうして主様と見ていたいくらいです」



「うん、………私も」

微笑みを返せば、彼はさらに瞳を輝かせた。

私の身体の前に回して、私を閉じ込めていた腕に力が篭もる。



空で輝く星たちが私達を見守るように瞬いていて、何だか泣きたいくらい綺麗だった。
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