第13章 ハロウィンの花嫁
悟が封印されたと知ったのは、それからすぐだった。五条の養父母からの電話でそれを知った。
渋谷に集結していた呪術師は皆、悟の救出に向かったらしい。高専の生徒たちだけでなく七海さん猪野さん、そして冥冥さんも加勢している。
怪我人が多数出て、硝子さんや夜蛾学長も現地に向かったのだとか。
「万愛は落ち着いて家にいなさい」と養父母に言われた。当主の妻になる身なのだからと。呪術総監部もこの件で動いているから様子をみた方がいいとも言われた。
普通のお嬢様ならそうするのだろう。大人しく床の間に飾られた人形みたいにじっとしているのが正解に違いない。
だけど、私は出来なかった。愛する人が窮地に立たされているのに助けないわけにいかない。私だけ何もせずただ待つなんて無理だ。
――悟を守りたい。助けたい。
小さい時からずっとそう思って生きてきた。それが私の愛だった。今助けずにいつ助けるんだと居ても立っても居られなくなる。勝手に体が動いてしまう。