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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第6章 デートの練習


 ベッドの縁に座って、リモコンでテレビの電源を入れた。
 
 チャンネルをいくつかまたぐと、画面の右上にお天気情報が表示されている。

 本日の東京は雲マークから傘マークに矢印が向いていた。午後から天気が崩れてくるってことだろう。

「このバッグじゃ傘、入んないな」

 ショルダーバッグで渋谷に行こうと思っていた私は、ベッドから立ち上がり、トートバッグを出してきて中身を移し変え、折り畳み傘をバックの中に詰め込んだ。
 
「今日って雨なの?」

 カチャっと洗面室のドアが開く音がして、中から出てきた五条先生が、髪をタオルで拭きながらテレビ画面を見てつぶやく。

「ネットで調べたら降り出すのは夕方からみたい……って五条先生シャワーしてたの? こんな寒いのに」

「デートの日は朝シャンって決まってるでしょ」

「そーなの? なんで?」

「これは僕の持論だけどね、清潔感は男女問わず大事だよ。不潔な相手とデートして抱かれたいなんて気持ちになる?」

「はぁ」

 間の抜けた返事をしたけれど内心なるほどと納得した。でも抱かれるうんぬんは本日のデートには関係ないよね? 朝シャンしたってなんの意味もないけど……。

 そう思いつつも、今日出かけるところは渋谷で、そういや渋谷にはラブホ街があったなぁなんてことが頭に浮かび、もしかして、もしかするかも……なんて思ってしまった。

 聖地巡りを終えた後、ラブホに寄るつもりだったらどうしよう。デートの延長線だとか言って、これも練習だとか言って。
 
 待って待って。そこでいったい何の練習を!?
 
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