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The best happy ending【東リべ/三ツ谷】

第4章 血のハロウィン


口元に指を当ててから、そう言うと更に和泉の顔が真っ赤になっていく。
ピルピルと震える様はまるで兎のようで、『ぶはっ』と吹くと直ぐに眉間に皺が寄った。


「タカちゃーん!和泉〜!!まだぁ!?」

「うるせぇな待っとけ!!」

「タカちゃん酷い!!」


騒ぎ出す八戒の声を聞いていれば『トイレ行っくるよぉ』という言葉が聞こえた。
これはチャンスかもなと三ツ谷がニタリと笑うのを見ていた和泉は何か嫌な予感がして、頬に汗を流す。

そして逃げようかと扉の方を見た瞬間、腰に手が回り引き寄せられる。
目の前には何かを企んだかのような、熱っぽい目をした三ツ谷の顔。


「み、みつや…せん、ぱい…?」

「八戒居なくなったし、声聞かせずに済むな」

「何企んでるんですか!?」

「企むって…酷いな……。八戒のせいでやろうとした事をやるだけだよ」


チュッ…とリップ音を鳴らしながらキスを落とす。
三ツ谷は少し唇で、フニフニと和泉の唇を食むと深く口付けていく。
深いがただ触れるだけのキスに和泉の目はトロン…と溶けそうになっていた。


(唇…熱い……)


何度も何度も啄みながら、三ツ谷は角度を変えてと長いキスをしていく。
そして1度息を整える為に唇を離してから、和泉を見てドッ…と理性が壊れかけた。


(なんだよ…その顔ッ)


トロンとした瞳に赤く火照った顔。
口からは『はふっ…』と小さな息遣いが聞こえて、それら全ては三ツ谷を煽る物だった。


「無意識にやってんだから…タチ悪ぃよな」

「え?」

「こっちの話。……なぁ和泉、舌入れてもいいか?」

「……舌」

「ん。嫌なら辞めるけど、和泉が平気ならしたい」


今日聞いた叔父の話。
無理矢理犯されそうになった以来、そういうのが苦手と聞いたが触れるだけのキスは平気だった。
だがディープキスはどうなのだろうかと…成る可く、いや絶対に和泉が嫌がる事はしたくないのだ。


「た、ぶん…大丈夫と思います…」

「ホントか?」

「……三ツ谷先輩だから、平気な気がします」

「っ……可愛い事言うな」


捨て台詞のように言い、三ツ谷は彼女の小さな唇を奪う。
フニフニとまた唇で啄み少し深く口付けてから、彼女の唇をペロッと舐めてみた。
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