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呪術回戦ー八月の忌み子ー

第8章 姫の呪い




「めぐ…っ!そ、そこ、擦っちゃ……っ!だめ、っ」

「ん、ここな」


恵くんはそう言って、すごく冷静そうに、私の中の1番弱いところを日本の指で押し当てた。
もっと奥を、暴いて欲しくて、指を深くと咥えたくて、私はムズムズと切なさを募らせていた。



「…、腰、動いてる」
「だ、だって……っ」
「もう我慢できない?」
「ん、っ奥、ほしい……っ」

その言葉に、恵くんは手をとめた。
そして、どこかから小さな箱を取り出した。


「…ちょっと、電気、消すわ。」


そう言って、私の時は消してくれなかったのに恵くんはカチカチ、と証明を豆電球のみに変えた。


背中を向けて、何かゴソゴソとやっている。
それがなんだか切なくて、私は彼の背中に抱きついた。


「……っ!、今はやめろ、準備中、っ」


少し慌てた様子の恵くんがどこか可愛くて、私も彼がしてくれたように頭を撫でた。首筋に腕を回し、耳の後ろや、首元にキスを降らせる。腕にからんだ浴衣も片足に引っかかったままのパンツも気にならなかった。


「イタズラすんな、っ」


そうして、彼は準備ができたのか、私の手首を握り押し倒した。


「、いれるよ、」
「う、うん、っ」


ちょっとだけ、怖かったけど、少しの痛みと、でもそれより、さっきの指では届かなかった奥まで、恵くんが入ってきてくれたのが、嬉しかった。


「…っ、くっ、」
「恵くん……、震えてる」
「…っ、わり、ちょっと、…感動して」


いつもは年上のように落ち着いて見えていた恵。
『呪力チェック』だなんて理屈をつけて強引に触れても、今、目の前にいるのは初めて女の子に触り、緊張と感動で溢れそうになっている一人の男の子だった。


「恵くん……」

香久夜は、自分の中に残っていた怖さや恥ずかしさをそっと脇に置いた。
そして、彼がいつも自分にしてくれたように、彼の後頭部の硬い黒髪にそっと手を回し、優しく撫で下ろす。


「……っ、…?」
「大丈夫だよ……恵くん。怖くないよ」
「……誰が怖いなんて……っ」


強がりながらも、恵は香久夜の首筋に深く顔をうずめた。
その耳たぶが、熟したイチゴのように真っ赤になっているのを見て、香久夜の胸の奥に溢れるような愛おしさがこみ上げた。


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