第12章 新たな季節。
藤川「なんだよソレ…。あーあ、やってらんねー。俺、帰るわ。」
佐々木「え?ちょっと、藤川君!」
席を立ち、店を出て行く藤川君を夕子ちゃんが後を追った。
侑「・・何やアイツ。てかもしかして俺のせい?」
ちっとも悪びれてない言い方に山田君は手で額を抑えた。
山田「いや〜侑のせいって訳ちゃうけど…。アイツ華ちゃん狙いで来とったからな。」
華「・・すいません。」
華ちゃんが小さな声で呟いた。
侑「華は悪くないやん。てか久しぶりやな、卒業以来か?」
華「・・はい。でも一方的だけど、文化祭の紅白戦とか春高、観に行きました。」
侑「え?そうだったん?声掛けーや、気づかんかったわ。てか華はバレー辞めたんか?」
華ちゃんは眉を下げコクっと小さく頷いた。
2人の話しを私と山田君はじっと耳を傾けて聞いていた。
すると向かいに座っている山田君が私に小声で話し掛けてきた。