第2章 居場所=三ツ谷隆
「!!」
から聞いた場所へ訪れたエマは姿が見えない彼女をキョロキョロと探した
すると目の端に滑り台の下にカマクラの様な空洞が空いている所に足が見えた
エマは慌てて駆け寄り中を覗き込んだ
覗き込んだ中には小さく体育座りをして丸まっているの姿が見えた
「…?」
そっとエマが声をかけるとの顔がゆっくりとあがった
「あ…エマちゃん…」
彼女の顔は真っ青で泣いたあとが痛々しい
「何があったかは今は聞かない、取り敢えず私の家に行こう」
そう言うとエマはに手を差し出した
はゆっくりとエマの手を取って這い出てきた
「待って、今タクシーを…」
「もう呼んでる」
エマがの手を握りながら自分の携帯でタクシーを呼ぼうとすると背後からマイキーの声が聞こえた
「マイキー良く分かったね」
「だってその格好のを連れて歩く訳にはいかないし」
「…!!」
マイキーが指を指しての格好を指摘するとは慌ててボタンの取れた制服を隠した
「それもそうだよね、ごめん気が利かなくて!コレ着て!」
そう慌ててエマは腰に巻いていたカーディガンを着せた
「…ありがと」
そう言ってエマのカーディガンに袖を通したはエマの服の裾をきゅっと握った
「…じゃあ行こうか」
言いながらエマは先にタクシーにを乗せて自分も後から乗り込んだ
黙って乗っているをチラリと見ながらエマは考えこんでいた
これは私1人が抱えていい問題ではなくなってきたんじゃないかと思う
だけど前に黙ってるとと約束をした
はそんなエマの言葉を信じて家のことを話してくれたんだろうし
結局、家に着くまでどちらの選択肢がいいのか決められないまま着いてしまった
取り敢えず彼女が落ち着くまでは判断を保留にしておこうと思った