• テキストサイズ

【MARVEL】This is my selfishness

第8章 8th



「それじゃ、また18時半にね」


2人に送り出されて、ビルを出た。



『…まさかの展開だね』

「そうだな」


顔を見合わせて苦笑する。
生まれて初めての社交的なパーティーに参加することになるとは。
譲り受けた招待状はバックの中に入っている。


と、わたしのスマホが振動した。
画面を見てみると、着信はついさっき見送ってくれたロンさんからだった。



『ミアです』

〈ごめんね、伝え忘れたことがあって!〉

『伝え忘れたこと?』

〈ドレスの線を邪魔しないように、ドレスを着る時はブラジャーをしないのと、あとパンティもTバックが良いのよ!〉

『えっ、T、えっ』


隣にバッキーがいるのを忘れて大きく『Tバック』と口に出してしまうところだった。い、言えない…!


〈こっちでも準備しておけるけど、履いたら貴女の物になるんだからどうせなら好みのものが良いかなって思うんだけど、戻ってくる?〉


…戻ってロンさんの前でTバックを選ぶの…?
いくら相手がロンさんでもちょっと恥ずかしい気が…いや、かなり恥ずかしいかも。


『じ、自分で準備しますっ!』

〈あらそう?じゃあお願いね!〉


またね、とロンさんが電話を切った。



……物凄く顔が熱い。
そんなわたしを変に思ったのか、バッキーが「どうかしたのか?」と心配そうに声をかけてくれる。


『あっ、えっと…ちょっと用ができたから…』

「?そうか。じゃあ俺も──」

『えっ?!いや、』


まさかバッキーもついてこようとするなんて考えておらず、なんて言おう、と言葉が途切れる。


『え、』だとか『あ、』ばかり口にして、もごもごとするわたしから何かしらを汲み取ってくれたのか、「どこか行くなら気をつけてな」とわたしの頭を撫でてアパートの方へ足を向けた。




ついてこないことにしてくれたのは嬉しいんだけど、ちょっと寂しくなる。
そういえば、日曜日の夜からずっとほぼほぼバッキーと一緒にいたなぁ…。


とは言え、さすがに下着を買いに行くのにバッキーと行くのは気まず過ぎる。彼氏でもあるまいし…。いや、彼氏がいたことがないから彼氏と下着を買いに行くことが一般的にあるかは知らないけど……。



ともあれ、ロンさんに言われた通り、ドレスのラインを邪魔しない下着を買いに行こう。







/ 284ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp