第251章 〈After atory〉紲 ※
「――――怖いくらいに……お前を愛してる。」
「――――それは、私を……壊しそう、で、怖い……?」
ナナはふふっと小さく笑いながら、また唇を食む。
「……そうだ、お前を大事に、したい……。」
「してくれてる。十分すぎるくらいです……。あなた……私、――――幸せです……。」
ナナは笑った。
その目から、涙が零れ落ちる。
――――嬉しい涙なら、いくらでも流させてやりたい。もっと、もっともっと。そう、際限なく湧く異常なまでの感情の源……ナナが、もしこの世からいなくなったら俺はどうなるのだろう。
今すぐじゃなくても、ナナの病は完治しない。
徐々に徐々に、終焉に向かう日が当たり前にやってくる。
ナナを手にかけて、俺も一緒に死んでやりたいと思ったこともあった。
だがナナはそれを許さない残酷な女だ。
――――そうかだから……お前は残したいんだな。
俺を縛る、自分の分身を。
例えナナがこの世からいなくなっても――――……エイルと、そして俺とナナの間にできた……柔く綺麗な存在がまたそこにあれば、俺はきっと生きていける。
「――――そうだったな、お前は……茨の城で眠ってた、我儘で強欲なお姫様だったな。」
「…………?」
「いつまでも縛られてやるよ。お前が残す……柔く綺麗な茨に……」
ナナがなんのことだろう?と首を傾げる。
上体を起こして、ナナの膝を両手で掴んで押し広げる。体を重ねたままじゃ好きに動けねぇからな。
「――――ナナ、出すぞ。胎の奥で……受け止めろよ……!」
「うん、うん……っ、うれ、しい……。」
愛液が粟立って、糸を引いて絡みつく肉棒をナナの体内に激しく突き入れる。ナナは興奮しているのか、雌の本能なのか……まるで歓迎するように奥へ奥へと俺を誘いこんでくる。激しい衝撃に耐えながら、息も切れ切れに意味を成さない嬌声を上げて絶頂への階段を上っている。
ナナの声が途切れた瞬間、中がびくびくと震えて収縮した。