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星降る音に祈りを【DC降谷/幼児化男主】

第9章 純黒の悪夢



『どうやらうまく逃げ切ったようだな』
『やはりアレはあなただったんですね』

そう始めた零の話を聞きながら階段を駆け上がる

『照明を撃ち落とし奴らの視界を奪ったあなたは、僕がまだ倉庫内で身動き取れずにいる事に気づき、外に逃げたかのように偽装する為ドアを勢いよく開け奴らを欺いた…おかげで物陰に隠れて奴らの情報を知ることができましたけど…』

あ、やっぱり照明を撃ち落としたのは赤井だと思うよね…
オレだったって言ったら怒るかな…

『アレがあなたの仕業ならどうせここに来ると踏んでました。聞かせてくれませんか?僕達を助けた了見を…あんな危険を冒さなくても、奴らの情報を盗み聞く事はできたはずですよね!?』

『飼い主を気にして可愛い仔猫が鳴いていてな…』

ちょ、仔猫ってオレの事ですか…恥ずかしい…
ってかオレ零に飼われてるわけじゃないし!

『…?…猫が鳴いていたから何なんですか』
『だそうだ。君のご主人に何か言ってやれ』

飼い主でもご主人様でもないけど!
もうなんでもいいやっ!!

階段の途中で一旦止まり、乱れる息を無理やり抑え一気に言った

「ごめん零!照明撃ち落としたのオレッ!」

『叶音ッ!?』
『そういう訳だ…ふる…いや、安室君、彼はずっと君の為に頑張っていたぞ』

上の様子がどうなっているかわからないけど、赤井の電話がオレに繋がっていることを零は知らなかったみたいだ
それに赤井…そういうこと零に言わなくていいのに…

『叶音ッ!今どこにいて何をしているんだ!?』

怒り気味な口調で電話越しに叫ばれたが想定内だ
どう返そうか迷いながらまだまだ続く階段を駆け上がっていると、ふと誰かが走っているのが視界を過ぎって行った
大人ではなさそうだ…もしかして…

「上に2人がいるならそっちは大丈夫だね!ちょっと寄り道してから行くから任せたよ!」

『上がって来なくていい!引き…』
『了解』

零は引き返せって言いたかったんだろうけど、オレがそう言われたところで戻るつもりのないことを知っている赤井は零の話の途中で通話を切った
喧嘩にならなければいいのだけれど…頼むから仲良くやってよね…


階段から鉄板が敷かれた通路へと曲がり人影が見えた方へ向かうと、そこには予想通り大人ではなく見慣れた子どもの姿があった

「コナンっ!」
「リュウ…っ!」
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