第9章 たまには君から
寝巻きの中をぎこちなく撫でた指がさらりと俺の髪を耳に掛けると、口から頬を啄んだ唇が首筋を軽く吸い上げる
「・・しょう、た」
「、っ」
ちらりと覗き込むように上げられた視線には甘い熱が浮かんで
初めて目にするその艶めいた表情、情けなく思考停止した俺に彼女は最大級の追撃を与えた
「我慢できないの、お願い」
シしたいのは私だけ?、甘く囁いた唇に噛まれた耳がじんじんと熱を持ち、一瞬で頭に血が上るのを感じる
もじもじと合わされた脚が擦り付けるように俺に触れて、ゆるく動く腰が衣擦れの音を響かせた
「だ、め・・?」
「・・いい加減にしないと痛い目見るぞ」
「え、何で怒ってるの!?」
強引に腕を引き組み敷くと、反転した景色に彼女の瞳が驚きを滲ませて
静かに音を立てたスプリング、微かな期待と不安に揺れた目が探るように俺を見つめた
「へ、下手だった、?」
「煽った責任、取れるよな」
「え・・っ、ひゃ、あ・・っ、!」
染まった肌に滑らせた唇、態と歯を立て痕を残すと彼女が小さな悲鳴をあげる
無理矢理に引き摺り下ろした寝巻きが彼女の自由をやんわりと奪って
噛みついて焦らすように下着を下ろすとその瞳が羞恥の涙で潤んだ
「誰に何がバレたって?」
「んっ、相澤くんが・・!格好いい、のが・・っ」
「はぁ・・、ったく」
呑気なもんだなお前は、見せつけるように恭しく左手に口付けを落として
胸に渦巻く底なしの独占欲に触れたらお前はどう思うだろうか
「わ、たし・・っ、誘うのそんなに下手だった、?」
「どうかな」
強引に掴んでぐい、と引いた華奢な手、
寝巻きの上からでも分かるほど端なく昂った自身のそれに押し付けると彼女が目を白黒させた
「どう思う」
「ひっ、やぁ・・っ!ごめん、なさい!」
「これが入るよ、お前ん中に」
誘ってくれてありがとね、耳元に低く響かせた音に彼女の身体が快感に震えて
漏れ出た吐息ごと貪るように唇を奪った俺は、誘うように溢れる蜜に荒く甘く指を沈めた