第6章 貞操の危機
男達が冨岡を取り囲む。
冨岡はそうなってから確信した。
なるほどいつもこういう運びで女達を手篭めにしてきたんだな。
「そろそろいいだろ?」
「旦那が来る前にやっちまおうぜ」
冨岡と華恋の手首を縛り、目隠しをさせる。
男達は二人を担いで他の場所へと運んだ。
館から山寺まで続く通路を作ったようで、そこを通って移動した様だ。
「久しぶりの女だぜ」
「あら、私は?」
「口挟むな、女男」
冨岡の着物を脱がせようとして、兵助が声を上げる。
「おい、コイツ男だぞ!」
「何だって?」
「かまやしねぇよ、美人な男なら良い声で善がるかもしれねぇだろ?」
「ははっ!確かにな!」
冨岡に新たに何かを飲ませようとする。
吐き出そうとしたら、抑え込まれてその液体を飲み込んでしまった。
喉の奥が熱い。
どうやら、度数の高い酒を飲まされたようだ。