第45章 complexion ■
それにしても一体いくらだったんだろう…などと知らなかった世界の恐怖を多少感じつつも、自然と笑顔になっていた。
帰宅し、完全に元通りに機嫌が戻っているレイを見て、五条は満足気にニヤリと笑う。
…なるほどねえ。
レイは食べ物で機嫌直してくれるのかぁ。
それから、靴の時の反応も悪くはなかったなぁー
やっぱお姫様ごっこ?♡
だんだん攻略法が掴めてきたな〜
そう呑気に思いつつ、レイ〜♪と言ってガバッと抱きつこうとすると、するりと避けられた。
「忘れてたっ!食器の棚を整理整頓しなきゃ!!」
「えぇ〜…いいじゃんそんなの〜
それより一緒にお風呂入ろ?」
その呑気な態度にレイは顔を顰める。
「はぁ?私が止めるのも聞かずに悟が大量に買ったんだから、本来なら悟がやるべきことなんだよ?」
「うへぇ〜そんなの届いてからでよくない?」
「ダメだよ何言ってんの!テレビとかスピーカーとかルンバとかも届くんだからね!あ〜あとあのクッションソファーも来るじゃん!悟はそこらへんのもの配置とか直しといてよ。」
「…なんだよもう。神経質だなぁー。そんなの運送の人たちに任せればいーじゃん。」
「っな?!」
相変わらずのクズっぷりについにレイのこめかみに青筋がたち始めた。