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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第14章 蜂蜜


ー穂波sideー









ビンチョウマグロとラディッシュ、セロリ、生姜、フライドケーパーのカルパッチョ。
ビーツのリゾットにアマランサス、チコリ、クリスピーな豚肉、それからパルメザン。
アヒルの胸肉のグリル。付け合わせはブラウンマッシュルーム、ブロッコリー、ポテト。







どれも本当に美味しくて、身も心もとろとろにとろけてしまいそうだ。


特に前菜のカルパッチョの美味しさったら。
セロリもラディッシュももちろん葉っぱも乗っていて、
そしてこのフライドケーパーの美味しさったらなかった。
初めて食べた。初めて知った、調理法。

メインの付け合わせだってマッシュルーム、ポテト、ブロッコリー、
それぞれに別々かつやりすぎることのないちょうど良い調理がなされてて。
肩肘張ることなく、でも全てが丁寧で。
そして口にすると全てに意味があるんだなっていう、もう、ほんとう。すごい。

あぁ、このお店は本当にわたしの憧れの場所だ、
こうして訪ねることができてもなおそれは薄れずそれどころか濃ゆくなっていく。








そして今から…デザートの時間。
今しがたメインのお皿が下げられた。

お品書きにはルバーブとアーモンドのガレットって書いてある。

ここのガレットは少しパイに寄ったような、そんなガレット。
一度だけランチで食べたことがある。とてもおいしかった。

2人ともデザートとブラックリーフのルイボスティーをお願いした。









「…酔ってるみたいな顔してる」

『うん、この空気に酔っちゃった。良いお店の夜の姿はやっぱり、いいね。
夜はこのね、照明とかねなんだろうね、魔法がかかったみたい。
ディナーにずっと来てみたかった。いつかの夢だった。
研磨くん、素敵な時間を本当にありがとう』

「…うん、おれも来れてよかった。いい店だね。また来たい」

『うん』

「ここでなら、酒も飲んでみたいなって思うような店だね」

『…うん、そうだね、21歳になったらまた』

「…ん、おれちょっとトイレ行ってくるね」

『うん、いってらっしゃい』










何度思ったことだろう。
でも何度でも思う。

また一緒に、とか。
いつかまた、とか。

大好きな人と同じように未来を夢見れるって、本当に本当に尊くて幸せなことだ。









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