第14章 蜂蜜
ー穂波sideー
カウンターに腰掛けたまま脚を開いた体勢にされ、
それはもう目的なんて一つしかないようなポーズというかシチュエーションで。
そしてそこに予想外な展開、なんてなくって…
『…っひぁ …んッ……』
「………なにその声、かわいいんだけど …ずる」
『研磨くっ… ぅんっ……』
研磨くんの指先の体温で温まったぬるっとした蜂蜜の感触に身体が熱る。疼く。
わたしの身体を知り尽くした研磨くんの指が、
外のいろんなところに触れていく。
ハチミツとわたしの身体から出た体液が混ざっていく。
「…ねぇ、穂波。 ほら見て?」
蜂蜜色の液体は体温で温められ研磨くんの指をゆっくりとつたい落ちていく
それとは別に透明の液体は研磨くんがわざと開いた指と指の間に糸を引いて光る
「ぐちゃって混ざったかなって思ったのに、分離した」
『………』
股を開いたわたしの前で、
そんな淡々と且つ無邪気に観察されても……
いやな気はしないけどでも…
反応に困る。
『…えっ 拭いてっ』
研磨くんはそのまま上目遣いでわたしを見上げながら、
自身の指を、ハチミツと体液を、さもおいしそうに舐めとった。
ごくりと飲み込み、唇を舐めたかと思うと、
そのまま開かれた脚と脚の間に顔を埋めた。
…何度もこうして、研磨くんの舌や指がここを触れた。
こんなところから出る、研磨くんしか知り得ないようなものを研磨くんは幾度と口にした。
けど、それでも、わざわざそれのついた指を見せてきて、
そして舐めとるなんて……したことなんてなかったはず。
それで困惑してた。
なんとも言えないその色気と、なぜか感じている悦びに。
困惑しているところに、
じゅるっ ぐちゅっ
という音とともに感じる刺激に身体が波打つ。
やっぱりハチミツがあるからから、食べられてる感がすごい。
いつもより音も大げさな気がして、妙にいやらしく感じてしまう。