第14章 蜂蜜
ー穂波sideー
「抜かないで?」
『……んっ ナカでっ』
「ナカで?」
『ナカでっ… ナカにっ…』
「…っ……」
『ナカに欲しい…のっ』
「…───ッ……」
コンドームをつけていても、
やっぱり膜越しに伝わるあの温度感や揺れみたいなものは感じるし、それがまた気持ち良いから…
だから、外に出すなんて言わないでって、必死に懇願してた。
そして最後の言葉を言ったすぐあと、研磨くんはわたしの中で果てた。
どくどくどくと脈打って、わたしのナカを熱いもので満たした。
「…もう、無理。 いい加減腰溶ける」
『…ん、休憩』
「…休憩?」
『ん?休憩?』
研磨くんはそっと一度キスを落とすと、身体を離しそれからわたしの横にこてんと寝転んで。
それから何気なく言った休憩って言葉に、それってどういう意味?みたいな空気が流れて、
くすくすと小さく、2人で笑った。
白い、くしゃくしゃなシーツの上で。
朝の光が差し込む中。
2人、とろけてしまいそうな時間を過ごした。
…あの高揚感はもちろんする前にすごくて、あれは思い出してもあぁ…っていつもなる。
してる間ももちろんすごくってそれから幸せだ。
だけどやっぱり、事後っていうのは。
とてつもなく幸せで、幸せで、仕方ない。
この時間をほどほどな塩梅で甘く過ごせる研磨くんとは本当に、いろいろと相性がぴったりなんだと思ってしまう。
…どこをどう切り取ってもわたしたちって、運命なんじゃないかなって、
明るい部屋の中、あくまでもぼんやりと頭の片隅でそんなことを考えてる自分がいる。