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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第14章 蜂蜜












「お金で返すのはなんか違うかなって。
お金、だとしても、そのままお金じゃないし…
それになんかまだ、なのかなって」











秋に国籍もバラバラな無所属の5人でチーム戦に出て、優勝したって。
賞金は17億円だったかな? きっちり5人で分けて、だいたい3.5億円が入るって大会の後に電話した時に言ってた。

目が回るような額でわたしにはよくわからないけど、
研磨くんが心地よいと思えるチームに出会えたことが嬉しかった。

メールのやり取りやチャットのこと、翻訳機能とかも使いつつ、
わたしが日本にいて時間が合う時は横にちょこんといさせてもらったりした。

…そして研磨くんはそれをきっかけに、英語のスピーキングがすごく、上達した。
それはそれは。 もうそれはそれは。

色っぽくって仕方ない。

いつもの研磨くんのトーンで、すらすらすらーっと英語が出てくるようになった。
元々インプットできる容量と速度はすごいし、
日本語に変換しちゃわず聞いたままで意を汲み取るとかそういうのは普通にしてる感じがあったから、
アウトプットしないといけない、という状況に置かれた時、
その器用さと元々のポテンシャルが全面に現れた。











『うん、そうなのかも。
よくわからないけど、お兄ちゃんも研磨くんが練らないように不在という嘘をついたんだと思う』

「…ん。今日帰ってくる?」

『ううん、明日カズくんが帰るくらいになるって言ってた』

「そっか。 …あ、じゃあ二人だ」

『うん』

「明日の、午後まで」

『うん』











くるっとわたしの方に椅子をむけて、腕を伸ばす。

誘われるように足が、身体が研磨くんの方へと近づいて行く。

もう、ファンタジックに魔力だとか、
物理的に磁力だとか言っても過言じゃない。

研磨くんが手を伸ばすと、わたしの身体は意志などとおに越えたところで引き寄せられて行くのだ。










研磨くんの脚の間におさまって。
研磨くんの腕が腰に回されて。
布ごしに研磨くんの息が胸元に伝わる。












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