第10章 ゴミ捨て場の決戦!
「よし、じゃあ良きタイミングで飯食っとけよ」
みんなを集めたコーチが言う
そこから各々仮眠を取ったり食事を取ったりして、次の試合に備えることになった
「ほな私、次のコートの確認行ってくるわ」
「うん、分かった」
「そんで次準々決勝で当たるチームの試合見てくるし、良かったらそこで合流しよう」
「多分日向たちも見たいと思うだろうし、あとでみんなと行くね」
やっちゃんと約束をして、別れた
コート確認に行くためにアリーナの外を歩いていると
「あれ?!もしかして歩ちゃん?!」
と誰かに声をかけられた
女性の声で、こんなとこに知り合いなんかおったかな?と思いながらキョロキョロしてると、男女のカップルが前から歩いてきた
「やっぱり!歩ちゃんだー!」
「美華さん!!お久しぶりです!!」
東京の代表決定戦の時に出会った、戸美のキャプテン大将さんの彼女、美華さん
二人が仲良く一緒にいるってことは、あのあと仲直りしてうまくいってるってことかな
「あれ、君…なんか見たこと…」
大将さんが私を見て首を傾げる
「あ、多分私東京の代表決定戦の時音駒ギャラリーで見てたんで」
「でも、音駒のマネージャー…じゃないんだね?」
大将さんは私の黒ジャージを見ながら言う
「あ、はい!私は宮城県代表の烏野高校のマネージャーです」
「だよね?!歩ちゃん烏野のマネージャーって言ってた気がしてたんだ!さっきの試合凄かったよね!すっごい面白かった!私烏野のファンになっちゃった!」
美華さんが顔の前で両手の指先を合わせて言う
「ありがとうございます」
2人と話していると、見知った顔が近づいてきた
「あ」
「あ」
「あ」
全員がほぼ一斉に声を出す
そこにいたのは音駒の3年生3人
「すごーい!近くで見るともっと大きいねぇー」
美華さんが黒尾さんを見ながら言う
「アイツトサカでサバよんでるだけだから」
と大将さん
「聞こえてんすけど」
と言いながら黒尾さんが近づいてくる
「で、なーんで大将くんがウチの歩ちゃんと知り合いなわけ?」
黒尾さんは私の肩に腕を回しながら言う