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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第21章 スルタンコラボ企画 〜睡蓮の昼寝〜





「…私も喉乾いた」

天元が待ったグラスに手をかける。
するとそれをぐっと引かれ、

「……ひと口でいいから先に飲ませろ」

焦ったように唸った。

「…今すぐ飲まなきゃ死にそうなのよ」

一歩もひかない天元のグラスを持つ手に
両手をかけて
力いっぱい引き寄せる。

私がこれだけ言ってるのに。
気がついてよ…

「じゃあお前にもやろう」

そう笑顔で言って、
アシルがレモン水のグラスを
私に向かって差し出した。

一瞬、固まってしまう。
……あれが、ただのレモン水なのか
それとも……

迷っている暇なんかなかった。
天元を救えるか救えないかの…


私は新しいグラスに飛びついていた。
アシルの手から
それを奪うように掴み
半分ほど注がれていた水を
一気にすべて飲み干した。

「睦っ‼︎ばかやろ…っ!」

慌てたような天元の声が響いたのは
爽やかなレモン水が、
私の喉元をちょうど過ぎた時だった。

あぁその反応、
やっぱり気づいてたんじゃない…
そう言ってくれたら良かったのに…

だってほら、私はもう
どっちが上でどっちが下なのか
わからなくなっちやったよ。

「睦‼︎余計な事しやがって…!
黙って俺に飲ませてりゃ良かったんだよ!」

「…知ってた…」

「当たり前ぇだろうが!
お前があんなモン飲んだら
モロに食らうじゃねぇか!
俺は耐性があるんだから…」

あー…

「そ、か…」

バカな事したなぁ…
でも、動かずにはいられなかったんだよ…

「い、の…バチが、当たった…
ね、私の罪は…ゆるされ、た…?」

「お前は罪なんか犯しちゃいねぇだろ…!
待ってろ、アーディル‼︎」

耳を塞がれたようになってきた私の耳にも
はっきりと聞こえた、
アーディルさんを呼ぶ天元の声。
同時に、鍵のかかっていたはずのドアから
たくさんの人がなだれ込んで来たのがわかった。

「睦!俺の目を見てろ!
絶対ぇに助けるからな」

言いながら、
天元の手が私のペンダントに手をかける。
パチっとロケットを開けて
取り出したのは…錠剤?
それを私の喉の奥に押し込んで

「苦しいだろうがそこにとどめて溶かせ。
ジャナいるな⁉︎睦を
雛鶴の所まで運べ!」

周りで鳴っている音や大声で騒ぐ声が
ぐわんぐわんと
直接頭に響いてくる。


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