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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第21章 スルタンコラボ企画 〜睡蓮の昼寝〜





「…今は…怖い…」

「…っ」

本当の事を言っても、そうでなくても
今の私はこの人を傷つけてしまうだろう。
それなら…正直に言おうと決めた。

傷つけたくないよ。
目を見て言えないような事は絶対にしない。
あの時の私は本当にばかだった。

「だから…もう怖くないようにしてほしい…
優しい天元がだいすきだよ…
私が悪かったのに、謝らせたりして
ごめんなさい…」

実の弟が、自分の命を狙っている事を知ったら
この人はどうするんだろう…
それに私が一時でも加担していた事を知ったら
この人はどう思うんだろう…

今なら上手に話せそうなのに。
話してしまったその後が怖い。
弱虫な自分に嫌気がさす。

「好きだと言ってくれるのか…?
あんな事をした俺を許してくれるんだな…
ありがとう睦…俺こそごめん」

この人はいつだって
正面からぶつかってきてくれると言うのに…。

ちゅっと音を立てて
顔中にキスの雨…いや嵐。
目を閉じていた私と鼻先を擦り合わせ

「睦…」

甘い声で名前を呼んでくれる。
ぱちりと目を開くと
焦点が合わないほど近くにいた。

「唇、もらっていいか…」

そんなの…
聞くまでもないのに。

私は自分から小さなキスをして

「…全部、あげる」

本心を曝す。
首を傾けて天元が唇を重ねる瞬間に、

「でも…」

もったいつけて、一言洩らした。

「優しくしてね…?」

「あぁ…わかってる…」

囁きと共に訪れた口づけは
蕩けてしまう程、優しいものだった。

はむっと、私の唇を自分のソレで覆って
くすぐるようなキスを繰り返す。
そんな優しいキスも、
時間をかけると激しさを増していき、
さっき中途半端に終わらせた行為を
思い出してしまう。

あんな、無理矢理犯されるような行為だが
過ぎた事だという安心感と、
相手がこの人だったという事実だけで
悦んでいる自分がいて
私は大いに戸惑った。

…天元になら、何をされても
結局は許せてしまうということか…
この人の前では、自分なんてものは
二の次だということだ。

いつのまにか、
お互いを強く抱きしめあって
キスに没頭していた。

のしかかる身体が、
更に私をベッドに沈み込ませる。
触れる素肌は、驚くほど心地よくて
自分から擦り寄っていってしまうほどだ。




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