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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第21章 スルタンコラボ企画 〜睡蓮の昼寝〜





彼の足を乗り越えるようにして
抜け出したため、
前のめりにバランスを崩した状態で
そりゃあ思い切りのダイブだった。

「おい大丈夫か⁉︎」

私の後を追うようにベッドから飛び降りた彼は
長い腕を伸ばし私を抱き起こそうとしたが、
その手を払いのけて
床に手をつき立ちあがろうと
私は体制を整えた。

「待てっつーの!」

「うるさい!」

「あーもう逆戻りかよ…
せっかく可愛くなったのに…!おい睦!」

彼はまだ私の腕を掴もうとする。
私は掴まれまいと躱す。

「お前どこ行く気だ」

さすが鋭い。でも、

「関係ない」

「関係なくねぇだろ。あぁもうちょろちょろと!」

うまく逃げ続ける私に
業を煮やした彼は忌々しげに舌打ちをした。
…そんなこと知らないもん。
あんな心ないことを言い放ったこの人が悪い。

この人を置き去りにしてやろうとも思ったけれど
ぱっと見下ろした先に、
何も身に纏っていない自分が見えて…
既の所で声を上げるのは堪えたが
めちゃくちゃびっくりした。
こんな姿じゃどこにも行けない!

ふと横を向くと
ベッドの上には私の夜着。
咄嗟にそれを手に取って
胸の上からお尻の下まで
ぐるぐると巻きつけながら
部屋の外に足を向けた…のに、
とうとう、
絡め取るように私の体は捕まってしまった。

正面から私を抱きしめて

「泣きながら怒るとか、器用な女だな」

はぁっと大きなため息をつく。

「…誰のせい?」

「俺だよ」

「なんで、あんな意地悪言うの…」

「あぁでも言わなきゃ、
お前いつまでも俺のこと好きだって言わねぇだろ」

……

「あんなん本心なワケねぇ。
わざと意地の悪い言い方をしたのは
悪かった。泣かすとは思わなかったんだよ。
ただ、俺を嫌いじゃないと言って欲しかった」

スルリと髪を整えるように梳いてくれて
気落ちしたような目を向ける彼は…

「睦、俺と、市場行くよな…?
やっぱ行かねぇとか悲しいコト言わねぇだろう?」

瞼やほっぺたに、無数のキスを降らせる。

「……」

それでも何も言わない私を覗き込み

「機嫌直せ。…好きだ」

優しい囁きを唇に落とした。
好き、か。
私もちゃんと告げてみようかなぁ…。


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