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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第49章 .☆.。.:..期待:*・°☆.






「えぇと…
特にそういった意味ではありませんでしたが
そう捉えて下さっても構いません…」

「回りくどい」

音柱様が眉間にシワを寄せた。
簡潔でわかりやすい叱り方だ。
非常にわかりやすい。

と、いうことで、

「是非行かせて頂きたいです」

私もそれに倣った。
簡潔で、わかりやすく。
すると

「素直でよろしい」

満足そうに大きく頷く音柱様。


あれー…
こんな事で良かったんだっけ


でもこの人が良さそうだからいいか。

「なぁなぁ
ここなら睦の服とかあるんだろ?」

何だか楽しそうな声で
部屋をキョロキョロと見回して
洋ダンスに歩み寄る。

「ありますけど…。
お休みの日にちょっと着るだけなので
そんなに数はありませんよ」

私は換気の為、窓辺に寄った。

2階の窓からの景色は好きだ。
遠くまで見渡せる。
人の生活と自然が入り混じった光景は
まるで1枚の絵画のよう。

見慣れた景色に見入っていると

「こんなんもあるのか」

背後から感嘆の声が聞こえてきて
そちらに振り返った。

すると音柱様が
勝手に洋ダンスから
私の服を物色しているではないか。

「なにをなさってるんですか」

呆れた人だ。

私はそちらへと歩み、
ひょいとタンスの中を覗いた。

音柱様が手にしていたのは
帯のように太い布製のベルトのついた
白いワンピース。

「…それは祖母からの贈り物です」

「着たことは?」

「ありません」

「そんな感じだな」

音柱様は顎に片手を添えて
そのワンピースを私の体に充てた。
……イヤな予感しかしないな。

「じゃ着ろよ」

ほらね?

「似合いませんよ。そんなヒラヒラしたの」

私の普段着はもうほぼ隊服だ。
女物の着物だって着ないのに
女の子の格好なんて非現実的過ぎて。

「服に着られるだけですよ」

「いや…そんな事ねぇよ。
お前の婆さんよくわかってんな」

ひとり納得したように唸り
何かを決断したかのように
パッと顔を上げた。

「睦、今日はコレ着て待ってろ」

「待ってろって…何を」

「俺を」

「へぇ…え?」

俺?


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