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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第49章 .☆.。.:..期待:*・°☆.






つい先日、
ある人にそんなような言葉を
突然言われてしまった事を思い出してしまい、
ぽぽぽぽっと顔が熱くなって行く。

困った…
恋柱様の前だというのに…!
とんだ醜態だ。

そう思って、私はぐりんっと
顔を明後日の方向に向けた。

「あら…」

しかし、いくら可愛らしいと言えど、
彼女も柱だ。
相手の変化は目敏く見抜くし
少しの異変も見逃さない。

…できれば見逃してもらいたいものだ。

「弥彦くん…どうしたの?
お顔が真っ赤だわ!」

「い、いえ!そんな事ありません!」

そっぽを向いたまま
そんな事を言ったってなんの説得力もない。
わかっていてもそう言うしかなかった。

なのに恋柱様は、
私に鼻先を寄せ
クンクンと匂いを嗅ぐような仕種を見せる。

何事かと思っていると、

「おやおや…?弥彦くんたら、
もしかしたらイイヒトが出来たのかしら?」

恋柱様は頬を桜色に染めて
にっこりと微笑んだ。

「匂いなんかでわかるんですか⁉︎」

「わかるわぁ!幸せな香りがするものっ」

恋柱様は口元にきゅっと握った手を添えて
それはそれは可愛らしく微笑んでみせる。

…でも、幸せの香りだなんて…
そんなわけがない。
彼女なりの表現の仕方だ。
わかりきっているのに。
何も言い返せないなんて情けない…。

「私、これでも恋柱なのよ?
そういう事には聡いの!
相手はどんな人?鬼殺隊の子?」

うわぁ…!
これは女の子が好きなヤツだ。
恋の話に花を咲かせるアレだ。

だけど私はその手の話に免疫がまったくない。

「ちっちっ違います‼︎」

「そうなのー!近しい子なのね!」

「恋柱様っ、違うって…!」

「いいのよいいのよ、
ぜぇんぜん恥ずかしい事じゃないわ!
人を好きになるってとっても素敵な事だもの!」

暴走し始めた恋柱様。
私の言葉なんかお構いなしに
随分と興奮なさっている様子だった。

あぁあ違うのにぃ…

「あぁああのっ、私がではなくてですね…」



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