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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第48章 .☆.。.:..卒業*・°☆.






睦が俺を避けていた理由を知って
怒りにも似た感情が噴き出した。

睦が今まで
させられていた事を考えれば
まぁ仕方がないのかもしれない。

でも

俺を一緒にされたんじゃ堪らねぇ。

明らかなる差別化を図ってもらわねぇと
この俺様が報われねぇだろう?

性欲を満たしたいんじゃねぇ。
愛して、そばに居たいんだよ。
そこを履き違えてもらっちゃ困る。

一生抱かなくてもいい、は
確かに言い過ぎた。
でも極論としては、全然アリなのだ。
それを睦が望むのであれば。

ツラく酷い目に遭って来た睦を
生涯かけて癒すのが俺の役目。
なぜならこの女を愛してしまったから。

睦が、
自分の癒しの為に俺を使うのであれば
いくらでも差し出してやる。

そんな俺の想いは見事に通じたらしく…
心の隙間は縮まったように感じた。





「先生…?」

ソファに座って美術書を読んでいた俺に
ちょこちょこと歩み寄り
邪魔してもいいかなぁのニュアンスで
睦が遠慮がちに声を掛けてくる。

「ん?」

本から顔を上げた事に安心したようで
口元を少しだけ緩めつつ、

「…座ってもいい?」

俺の隣を指差した。

「あぁ、どーぞ」

広いソファ。
そんな必要はないとわかっていながらも
俺は少しだけ、詰めてみせる。
…まぁ、ほんの気持ちってヤツですよ。

それなのにだ。

いそいそとソファに膝を掛けた睦は
俺の腕をソファの背もたれ部分に乗せた。

何をし出したのかと見守っていると、
俺の脇腹に自分の背をぴったりとくっつけて
もたれかかって座り…

極め付けに、背もたれに乗せた俺の腕を
自分に巻きつけて抱きしめさせたのだ。

そのまま睦は、
当然のようにスマホをいじり出した。

……ここまで密着すんの?

ソファ広いけど。
睦なら、あと2人座れるくらいだけど。



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