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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第48章 .☆.。.:..卒業*・°☆.






「ほんとに言っていい?」

「言わなきゃダメなんだって」

「嫌にならない?」

「ならねぇよ」

「絶対?」

「絶対だ」

「聞いてないくせに何でわかるの」

「なんだぁ?そんなのお前の事だからだよ」

「……」

「いいから言えよ。
このままずっと我慢すんのか?違うだろ」

できるわけない。
我慢なんかできないよ。
だけど、
嫌われるくらいなら
自分ごまかしてでも
バレないようにって思ったんだ。

「ごめんね…こわいの、」

「なにが」

「先生が」

「はぁ何で⁉︎」

ね。
こんなに優しい人に向かって
怖いとかひどい話だよ。

「ごめんなさい…」

「いや、謝っていらん。
俺の何が怖いか言え」

「だって卒業式が…」

「卒業式?」

あぁまたわけのわからない事を話してる。
先生のその顔を見たらわかる。
自分でも思うよ、何言ってんだろって。
私は話すのヘタだよね。

でも先生はそんな私の話を
いつも楽しそうに聞いてくれるから
これでもいいのかなぁって
どこか勘違いしてしまってると思うんだ…

「先生に幻滅されたくないの。私は、」

涙で声を詰まらせる私を
戸惑い気味に見下ろした。

「幻滅?するワケねぇだろ。
だいたい何の話なんだよ」

「先生が言ったんだよ。でも私は、」

「待てよ、俺が何言ったって…?」

「自分に自信なんかないから…」

「こら睦、」

私は先生が止めるのも聞かずに話を続けた。
そうしないと…
1度でも止まってしまえば
もう言えなくなるような気がしたから。

この勢いのまま言ってしまわなければ
私はまた飲み込んでしまう。

「先生が、その気になるのが怖い。
今はまだ生徒扱いしてるけど
卒業したら違うんでしょ?
それを、待ってるんでしょ?」

「な……」

私の訴えを聞いて先生は絶句。
目を見張り私の身体を少しだけ離した。

私は次々に溢れ出る涙を
流れたそばから拭き取って
泣いている事実を誤魔化そうとする。



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