第41章 輪廻 〜if〜 後
「そうやって誰かに頼る事の何が悪ぃんだ!
その誰かってヤツが他でもねぇ
俺だったらいいなって思って悪ィのかよ!
惚れた女…しかもこんなガキ相手に本気出して
俺史上最高にみっともねぇわ。
でもそんなん差し置いてでも落としてぇんだよ
俺のモンにしたかったんだよ!」
「な、にそれ…知らないしそんな事!
だいたいねぇ、
俺の過去がそんなにショックかって、
アレどういう意味よ!
自意識過剰にも程があるでしょ、
誰が先生のカコなんかに興味あるか!
知りたくもないし説明も聞きたくないわ!
私が言いたかったのは、
好きでもない女は簡単に抱くくせに
好き好き言ってる私には
何で手ェ出さないのかって事だバーカ!」
「ウソつけクソガキ!
先生のこと何にも知らない…って
泣いてたのはどこのどいつだ。
ホントは知りたくてたまらねぇくせに
んっとに素直じゃねぇの。
だいたいお前は言ってる事がチグハグなんだよ。
よく考えてみろ、そんな事で喚いてる時点で
俺のこと大好きじゃねぇかよ」
「うるっさいなぁ、節操なしの女ったらし!」
「ンだとこのやろう…」
「当たって悔しいか!」
「黙れ、
何でお前がそんな知ったようなこと言えんだよ。
まぁな、否定はしねぇよ、でも昔の話だ。
今は頭おかしくなったかと思うくらい
お前だけだろ。
だって生徒だぞ?生徒自分ちに転がり込ませて
安心してるとかどうかしてるよな」
「あー‼︎うるさい!」
「うるせぇのはお前だ。
ごちゃごちゃ言いやがって…!
お前は知らねぇかもしれねぇけどなぁ、
好きでもねぇ女なんか
悪ィけどどうでもいいんだから好き勝手ヤるわ。
でも本気なら、…尻込みもするだろ、
だってお前は、
イヤな思いをいっぱいさせられたろ…?」
「…なに、…」
私はつい、額を膝から浮かせた。
先生の声が変わった…
話し方も変わって、…
「お前が知ってるヤツらとは
同じになりたくねぇんだよ…
好きなんだから触れてぇに決まってるだろ、
どんだけ我慢してると思ってんだ…」
優しい、いつもの声だ。
さっきのケンカみたいな
激しい言い合いの後に
こんなに優しい話し方をされたら
調子が狂ってどうしたらいいか
わからなくなる。