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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後





『こいつ』も『あいつ』も同じだろう。
睦の怒りに火をつける。

…間違いなくやきもちだが。
叫びだしたいくらい喜ばしい事だが!
今は出来るだけ刺激を与えないようにしたい。

「俺以外の人間が言った事を真に受けるな」

お、うまく言えた気がする。
のに、睦はまた
ズズっと鼻を啜り

「だって…先生、落ちてるものすぐ拾うって…」

「この上なく人聞きが悪ィなぁ!」

「久しぶりに…
あの人を相手にする、つもりだった…?」

「そんなワケねぇだろ」

「久しぶり?」

「んー…あー、のなぁ…?」

あいつとの関係を今更睦に曝すのか?
マジでか…
でも話さねぇと隠してるみてぇになってくる。

「…大学ん時の同級生で…
他人の過去を勝手に語るつもりはねぇから
そこは省くけどな…。
誰かの手が必要だったんだよ。
だから俺が見張る事にして…
確かにうちに住まわせてた時期があった」

「2人で住んでた?」

スンっと鼻を鳴らしはするが、
話に集中し出した睦は
どうやら泣き止んだようだった。

「そうだな」

「ここで?」

「ここは働き出してから越して来たんだ。
だから、前のアパートだよ」

それを聞いて、
少しだけホッとした様子の睦。

それでも身体は強張ったまま。

…睦、何考えてる?

「——2人で…」

自分に言い聞かせるかのように
ゆっくりとした呟きを聴いて、
俺は気がついてしまった。

そういう事か。
それを考えていたんだな。

そっちの話をするのは勇気がいるな。
特に、
お前に対しては。
でもそこだけ隠すワケには行かねぇもんな。
そんな汚ねぇ事できねぇや。
キレイ事で終わるワケねぇ。

軽蔑されるの、覚悟だな…

「…そういう事も、したよ」

キュッと、
俺の肩口を握る。

「そういう…?」

「あぁ。カラダの、関係」

「……」

睦が息を飲んだのがわかった。

こっちだって、
睦にどう思われるか気が気じゃない。

「…そう、ね。あの人そう言ってた…
好きだった…?」


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