第4章 鍛錬と最終選別
こちらから天元に鍛錬を願っていたので強くは言えない。
強くは言えないが
(宇髄に今度詳しく聞く必要がある!)
良かれと思って天元は行っていたのに、まさか更紗の口から鍛錬内容が漏れ、それにより杏寿郎から問い詰められるなど思ってもみないだろう。
杏寿郎の胸の内を知ることなく、更紗の作戦は続く。
「でも、そんな罠を天元様のように素早く仕掛けられる訳もありませんし……下手をすると私が自分の罠にかかる可能性が高いですよね……」
(それは心臓に悪いから止めてくれ!)
実はこの作戦が1番杏寿郎を捕まえられそうだが、純粋な更紗は悲しくもそれに気付かない。
「後は打ち合いをして隙を見て捕まえる……でしょうか?駄目元でもやってみないと分かりません!さっそく!!」
そうして勇んで杏寿郎に打ち合いを申し込み杏寿郎も快く受け入れてくれると、いつもの鍛錬通り激しい打ち合いが始まった。
「気がそぞろだぞ!捕まえる事だけ考えていては、俺を打ち負かすなど夢のまた夢だ!」
結果、ただただ疲れるだけで何本も取られてしまい終わった。
「そう簡単に炎柱の俺を倒せると思ったら間違いだ!」