第79章 家族の形$
「構わない、いくらでも付き合う」
こういう返事はきっぱりしてくれるんだけどなぁ。
二人で牡丹鍋をつつきながら、他愛もない会話をする。
とは言っても、基本的に話すのは私ばかりで、伊黒さんは聞き役をしてくれている。
相変わらず誉枝が拵えてくれた料理は美味しいし、こんなにも恵まれているのに、それ以上に欲しいものがあるというのは高望みなのだろうか。
蜜璃が急に黙り込んだので、伊黒が声をかける。
「蜜璃さん、何処か調子が悪いのか?」
こうして私を気遣ってくれる伊黒さんが私は大好きで…
「小芭内さん、私……小芭内さんと、その……同衾したいです!////」
「………ど、どどどど同衾!?」
あれ?
何だか伊黒さんの方が私以上に取り乱しているわ。