第78章 柱の子育て奮闘記
「小芭内さん、ほら見て」
甘露寺は腕の中で眠る我が子を伊黒に見せる。
「眠ったか?」
「えぇ、お腹いっぱいになったみたい」
「そう、か…///」
甘露寺の魅惑の胸元に視線が行くと、伊黒の頬が自然と赤くなる。
「ねぇ、小芭内さん。見て、蜜芭(みつば)の手。小っちゃくて可愛いわー」
ぎゅっと握られた手は柔らかくて、でも確かに暖かくて……
「そうだな、きっと君に似て美人になる」
「そ、そそんなことないわ!小芭内さんみたいに優しい子になるのよ!」
「そうか?だが、赤ん坊より大きくなって、話せるようになったら、たくさん君の話を聞かせてやりたい」
「そんな、恥ずかしいわ!」
騒がしくも、こんなに穏やかに笑える日々が俺にとっては嬉しい、と感じる伊黒だった。