第78章 燃ゆる想いを$(冨岡裏)
手元はぎこちないのだが、やはり元柱の一角なだけはあって、しっかりと赤ん坊を片腕で支えられている。
「やりゃあ、出来るじゃねぇか…」
「そうか?」
冨岡のこんな穏やかな顔。
白藤以外に見た事ある奴居ねえんだろうなぁ。
「後は髪ゆすいでやれよ」
「ああ。……勇輝哉は、お前や、白藤の様な綺麗な銀の髪にはならなかったな」
「………髪の色なんざ関係ないだろ///」
遠回しに褒められたので、宇髄が頬を染めてそっぽを向いていることに冨岡は気付いていない。
くっそ、引退してからの方がたらしとしての才能爆発させたんじゃねぇか、コイツ……
「宇髄、産着の紐が…」
「あぁ、それは……ちょ、待て冨岡。そのままやるときっと……」
「は?」
宇髄が伝える前に、勇輝哉の小水が、冨岡の頬にかかったのだ。
「………は?」
「いやー、盛大に、出したなぁ……」
「笑うな」
「はい」