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鬼滅の刃R18 藤の花嫁(冨岡夢)

第76章 契りて繋がる縁たち$(冨岡裏)


「祝言、ですか……」

「お前、柱だろう。聞かされていなかったのか?」

「特には……あ、明日の柱合会議がその話題かと……」



いつになく肩を落とす杏寿郎の頭を優しく撫でてやる。


こういうのは何年振りだろうか。



「杏寿郎。何も藤姫だけが女ではない。相手は追追見つかるものだ。そう気を落とすな」



がばっと詰め寄られて、その迫力に槇寿郎もたじろいでしまう。



「父上。母上とはどうだったんですか!?」

「っ、あれとは見合いだ……だが、俺が瑠火に一目惚れをした……もう、いいだろう……!」



杏寿郎は笑う。


父とこんな風に話すのは何年ぶりだろうか。


今俺が生きているのも、父に前を向かせてくれたのも、総て白藤のお陰だ。


俺は、彼女に沢山のものを貰った。


だからこそ、彼女の幸せを心から願おう。


ありがとう、幸せに……


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